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Weingut Trockene Schmitts
Franken フランケン トロッケネ シュミッツ
ワイングートはぶどう栽培から醸造までを自分の責任で行う醸造家の名称です
フランケンのワインはボックスボイテルというちょっと変わった瓶に入っていますが、この瓶に入れることが許されるワインはある品質基準をクリアーしたものだけです。ライン河の支流のマイン河の川の流れの形から三角四角地帯と呼ばれるフランケンワイン産地の三角地帯、この地区の首都ヴュルツブルクの近くの ランダースアッカー村にこの蔵はあります。この小さな村にはGenossenschaftゲノッセンシャフト(組合醸造所)が1軒、ワイングート(個人醸造所)が15軒もあり、とてもワイン醸造が盛んと言うよりそれしかない村です。国道から山に登るように石畳の急な坂道を上ったところにこのワイングートはあります。道路ぎりぎりに建った石造りの建物には歴史を刻むような表札が埋め込んであります。隣りも向かいも道路に接して同じような石造りの家があります。どの家にも庭らしきものは見えません。
 ワイングート トロッケネ シュミッツは1680年の創業。二階の窓のところに聖母マリアの石像がかざってあります。家の内部もひろびろとはしていませんが、すっきりとまとまり、調度品や暖房設備もとても立派です。ケラー(熟成庫)は家の地下からさらに石段を下りて、道路の下をくぐって向かいの家の地下にあります。「おじいさんの時代に勝手に掘ったんですよ。今ではとてもこんなことは許されません」とご当主のパオルさんは肩をすぼめました。すぐ裏の道も石畳舗装です。畑に向かう道もすべて舗装されていて村の雰囲気はとても裕福そうです。このワイングートの所有する畑は全部で6.5ヘクタール、どの畑もマイン河にそった急斜面にあり、陽当たりも抜群。2002年に隣にある弟さんのワイングートと合併してワイングート パオル シュミットから現在の名前に変わりました。
 
醸造は1957年生まれのパウル.シュミット本人と弟さん。販売は奥さんの1961年生まれのAngeroアンゲロさんとお母さんのHedwigヘドウィッヒさん(1937生まれ)が担当。子供はロタールLothar(1983年)サブリーナSabrina(1984年)アレクサンダーAleksander(1988年)、仲の良さそうな家族です。蔵はとても小規模ですが、設備や機材はとても立派です。連れて行ってくれたラインガウ.トロイチ家のご当主アルネさんも「ここの設備はすごい、このトラクターひとつをとっても、ふつうのものなら2台買えるほどの高級品ですよ」と耳打ち。有名なワイン産地で昔から潤っている地区なんだなー、と実感させるものがあります。たしかにGenossenschaftゲノッセンシャフト(組合醸造所)まで立派です。
 この地区は雨量がドイツのワイン産地の平均よりも年間400ミリほど少なく、表土もわずか数十センチ!すぐに岩になっています。そのために保水が難しく、少量の降雨では水分を雑草にとられてしまい、ぶどうは水分を失うだけでなく養分も吸い上げられないという産地の知名度とはうらはらな気象上の悪条件をもっています。そのために他の地区以上に雑草との闘いは熾烈です。まわりのほとんどの畑は除草剤を散布して石が見えていますが、撒かない彼の畑には雑草が少し見えます。水対策としてぶどうの周りにワラを敷き、雑草に太陽の恵みを与えないようにし同時に保湿も図っています。
このワイングートのワインの特徴

白ワインKabinett 

 Weisburgunderぶどうのものはぶどう品種のおだやかさが多少甘みとして感じさせます。  料理としては 白身魚や貝の刺身、貝のワイン蒸し、生春巻きの甘辛ソース?、海老のチリソース煮、棒々鶏、トマトソースのピザなどとの相性が考えられます。

 Silvaner.Riesling.Mueller Thurgauぶどうのものは残糖が極めてゼロに近い辛口でキレのある喉ごしをもっています。 合う料理としては スモークサーモン、魚介の燻製、タコのトマト煮、ガーリック料理、ブイヤベース パエリア、柑橘やヴィネガーを使ったサラダ、魚介の珍味など 。もちろんクヌードル(豚の肉団子ホースラディッシュ風味)などには抜群の相性を発揮します。

.Bacchusと Traminerぶどうのものは華やいだライチの香りをもちますので料理との相性は好みによることが多く、女性には好まれても男性には料理との相性での評価は低い傾向があります。ワイン自体を楽しむタイプのぶどう品種と言えるかも知れません。

Spatleseは糖が残っているが酸が強いのでほとんど甘みを感じない。当然ながらKabinettよりもアルコール度数が高いのとSpatleseらしい豊かなふくよかな味わいをもっています。 料理としては 魚のムニエルやソテー、カレイの唐揚げ、シーフードグラタン、ふろふき大根 魚介のフライ、てんぷら、柳川鍋、水炊きなど

Auslese.とBeerenausleseは雑味のないねっとりした質感の大きいワインで余韻も長い。熟成具合も良く、今飲んでも美味しいが10年先でも楽しめるかもしれない。 料理との相性よりのまま飲んだほうが良い。

 
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