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純米酒の原材料名に、醸造用アルコールが追加されたお酒で、アルコールの添加量が多くないもので、精米歩合が70%以下のお米を使用したお酒です。
少量のアルコール添加で、お酒が美味しくなるということは、元禄の頃から分っていて、高級なお酒には添加されていたようです。発酵の弱い「弱小もろみ」への柱焼酎として使われたという補強救済のための記述だけが取り上げられていますが、高価であった焼酎を搾りの7日くらい前に少量添加する「高級酒造り」の記録も「童蒙酒造記」に残っています。純米酒はどうしてもしつこい酸が出がちで、味もくどく美味しく感じられないものがほとんどです。これにアルコールを添加すると、味も香りも軽くなり、美味しくなることが多いようです。
アルコール添加の悪いイメージは、太平洋戦争を目前にした昭和の時代に少ない食料を節約して、大量のアルコール添加と糖類添加で造られた「三増酒」をつい最近まで造っていたことへの業界の反省もあり、反動として過度に「アルコール添加は悪いこと」となっていると思われます。
規定では「本醸造」を名乗れるお酒は、白米1トンあたり100%換算のアルコールを120L以内の量を添加したものだけです。実際の添加は、度数30%くらいにうすめたものが使用されます。だいたいお酒の10%くらいの感じでアルコールが添加されています。規定量以上に添加されたものは「本醸造」を名乗れず、アルコール添加酒となりますが、表示がないために原材料表示に書かれている表示を見て判断するしかありません。残念ながら、原価を下げるために「目一杯アルコールを添加」しているお酒もたくさんあります。「アルコール添加酒を飲むと頭が痛くなる。やはり純米酒のほうが・・・・・」と翌朝思わせるのは、この手の「目一杯アル添酒」です。
美味しいお酒を造っている酒蔵さんの多くでは、本醸造規格ではなくもう少し添加量の多いものを造っていることが多いようです。普通酒(吟醸酒以外のお酒)を造るにはアルコール添加140Lくらいが一番造りやすいようで、160Lとかそれぞれのお蔵でそのお酒が活きる添加量にしています。
また吟醸酒の場合のアルコール添加は「本醸造(120L添加)規格」ではないことがほとんどです。120Lではなく、70Lとか10Lなどと少量です。原材料名にアルコールの名があったとしても、「本醸造規格」以下の添加量であることもあるということです。
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