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日本酒は一部の大手蔵を除けば、年間を通して酒造りは行われず、普通「寒仕込」と言われる冬の時期だけに行われます。やはりこの時期に造ることになると、米は新米、水は雑菌の繁殖が抑えられる冬の水、気候も寒さが発酵桶の温度管理を容易にしてくれる、多くの藏人が農業に携わっていることが多いので農閑期が利用できる、などという利点があります。

通常、ワインと違って日本酒はぶどう収穫年のヴィンテージを書くという習慣はありません。一部大吟醸酒のようなお酒は平成○△酒造年度産などと記載することはありますが、ふつうのお酒は前年のお酒と当年のお酒をブレンドして年間を通してなるべく同じ味にするようにしてきたからです。

またほんの少し前までは生酒や吟醸香のあるお酒はまったく評価されませんでしたから、お酒と言えば熟成の終わった落ち着いた「お酒らしいお酒」でした。ところが近年では白ワインが生活に入ってきたせいでしょうか「大吟醸酒」や「生酒」が人気です。

こんな経緯から今までなかった「季節のお酒」というジャンルが誕生。造りのある冬の時期の「生酒」、熟成途中の品質チェックの「初呑切り酒」、秋を迎えての「冷やおろし酒」、そして2回火入れの「ふつうの状態のお酒」の発売があるようになりました。ここでは上記3種類をご案内いたします。もちろんその売り出しの間は「季節のお酒の端境期(品切れ時期)」となりますが、分かる限りの予告を掲載いたします。

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