酒庫 神田和泉屋 の設備

すべて過去の設備です 
店舗は1階だけですが、これを2ブロックに分け、手前部分は冷蔵ケースの珍味、器の売場とし、突き当たりガラス戸の奥を部屋ごと保冷し「酒庫」と名付けて日本酒とワインの売場としています。
売場となっている酒庫にはマイナス15度までの冷却能力のあるゆとりのある冷凍機を設置し、普通酒にわずかな熟成を与える温度にセットしてあります。部屋全体が冷やされていますが、吟醸酒はこの酒庫内のさらに低温の冷蔵庫に陳列されています。酒庫の地下に日本酒 2000本を収納できる低温の貯蔵庫を設置。お酒の出し入れのために酒庫の天井に 250キロの重さにたえる梁を渡し、60キロの吊り下げ能力のあるチェンブロックを設置。この地下の貯蔵庫にも別に大型冷却機を取りつけ大吟醸酒の貯蔵もできるようにしてあります。さらに屋上に大吟醸酒貯蔵用のプレハブ冷蔵庫を設置し、低温でそれぞれに温度の違う空間を数カ所設けました。ここに日本酒の他に岩手県一関市藤沢町の山の中に建設された「神田和泉屋館ヶ森ワイン庫」から運ばれたワインなどを貯蔵しています。ワイン輸入の縮小にともない、現在は島となっている中央のワイン陳列棚は撤去され、季節のお酒の陳列台となっています。
 この2階の囲炉裏のある和風のスペースは、厨房設備を整え[神田和泉屋乃坐(クラ)]として「ほんものの日本酒」が楽しめる和食の店となっています。

現在は椅子席になっています

 3階の写真の部屋は「ワインベルク(ワイン畑)」と命名された宴会場です。同窓会の行事やアル中学入学式などにも使われています。
 4階は「酒さろん」」15名着席のイス席のおおきな円卓がセットしてあります。ここでは「アル中学」「アル高校」などが開かれています。この教室の奥に神田和泉屋の事務所があります。
現在は閉校


神田和泉屋 現在(いま)

おかげさまで昭和62年(1987)に創業50周年を迎え、これを機会に長年あたためてまいりました構想を具体化すべく社屋を建てなおしました。その構想とは、

  1. タイプ、種類、さらに酵母菌、酸の種類の違うそれぞれのお酒に、適切な貯蔵条件を用意する必要性を今までの実験で感じましたので、いくつかの温度の違う空間でお酒を貯蔵し、もっとも美味しい状態でお飲みいただけるようにすること。
    (現在の社屋の建築と岩手県藤沢町の「神田和泉屋館ヶ森ワイン庫」の建設)
  2. 今飲みごろのお酒はなにか、どのような飲み方をしたら良いのかを知るための研究会を開くこと。
  3. 良い酒悪い酒を見分ける力を、お客さまの身につけていただくこと。(現在、神田和泉屋学園を東京と岩手で開講)講師は神田和泉屋店主と元国税局鑑定官室長難波先生が勤めています。東京教室は「ドイツワイン科」を併設。
  4. 造り手に飲み手の嗜好を伝え、造りの参考にしていただくこと。
  5. 飲み手の役にたつ情報、正しいお酒の情報を伝えること。
    (月刊『神田和泉屋たより』を1988年8月より発行。平成16年9月で194号で廃刊とし、その内容は『神田和泉屋学園だより』に引き継がれています。またメインの記事であった『お酒の話』はこのHPにアップされています。多少なりこのお酒の業界の正しいと思われる情報を皆様にお伝えし続けようとしております。
    95年秋からはインターネットへの参加を開始、現在に至っています。
  6. 30000軒あるドイツのワイン蔵の中でトロッケン(辛口)だけを造り続ける9軒のワイン蔵の辛口ワインを知っていただくために、95年10月より自社ビル3Fを改造して「ワインハウス ワインベルク(ぶどう畑)」を開店。さらに姉妹店「ワインベルク2」を開店、この店は2002年6月に「ワイン居酒屋カビネット」となり気軽にドイツ辛口ワインをお楽しみいただけるお店となりましたが2006年3月にてその役目を終えて閉店。さらにほんとうの日本酒をお楽しみいただくための「神田和泉屋乃坐kanda-izumiya-no-kura」を2004年1月9日に開店。  
  7. 2015年3月にて一階の酒店を閉店。商品販売はインターネットとファックスによる受注と宅配配送のみとなっています。だだし、変則ですが、一階に開店した」「神田和泉屋乃酒庫」と名付けた地酒立ち飲みカウンターでは、酒庫(さけっこ)扱いのお酒は酒店価格で購入できるようにいたしました。すべての酒店商品を陳列しているわけではありませんので、当日午前中までにインターネットまたはファックスでお申し込みいただければ、翌日正午より店頭でおわたしできます。包装やのし紙つきも同様です・