「神田和泉屋学園」の目的は、自分のお酒を自分で選べる人を育てることです。お酒の製造工程を中心にした講義と利き酒実技が主な内容です。アル中学アル高校の講師は神田和泉屋店主の横田。内容はどうみても中学、話は世界のお酒に飛ぶこともあって「アルコール中学」略して「アル中」としました。
「アル中」
1987年4月に第1期が開講され、一クラス12名程度の小さな教室ですが、東京教室中学は第58期まで開講され卒業生は2046名。他に大阪教室が3年、名古屋教室が2年、岩手教室は25年間開講されました。
「アル高」
その間にアル中学卒業生からの要望で「アル高校」が1988年4月に開講され第52期まで続き1240名が受講。2020年4月からは、アル中学第56期生がアル高校第53期生として進級します。
「アル大」
は元鑑定官室長の難波先生が亡くなられるまで続き、第24期を最期に689名の卒業生を出しました。今後の開校予定はありません。
「ドイツワイン科」
またドイツの辛口の有機農法ワインを広めるためにドイツワイン科も第31期まで開講され卒業生は476名を数えています。修学旅行として過去に5回ドイツのワイン蔵めぐり」を行いましたが、現在は輸入も中止したことにより開講されていません。
「家政科」
おかみさんの料理教室「キンガル(キンダーガルテン科)」
またそれぞれの教室で出される料理を習いたいという卒業生を対象に家政科が開講され、数百名の卒業生を出してきました。今も受講希望者がいますが、おかみさんの体調不良で閉講中です。
かつて4階にあった13人定員の円卓を囲んだ教室は、神田和泉屋3階定員20席の教室「ワインベルク」に移っています。残念ながらエレベーターはありません。
2020年現在は、アル中学第56期受講者16名で開講です。残りの数隻は、料理を作る「おかみさん」の調理助手が座ります。
冬季には「修学旅行」として酒蔵への酒造り見学があります。
神田和泉屋学園は一般消費者の方だけを対象に開講されますので、業界関係者(メーカー、流通)と飲食店の方は入学できません。また教室の雰囲気に影響が出ますのでグループでの同一組への入学はご遠慮いただいています。アル中学終了後は、そのままアル高校へと進学、約一年で日本酒科を卒業となります。 |